初心者さん向け丁寧解説!イチゴを100均プランターで育てるコツ

今日はイチゴを100均のプランターでも簡単に育てるコツをお伝えします!

目次をクリックすると読みたい箇所から読めるよー!

イチゴを100均プランターで育てる!:イチゴについて

イチゴとは?

分類:バラ科オランダイチゴ属

学名:Fragaria×ananassa Duchesne ex Rozier

英名:Starawberry

和名:オランダイチゴ

(ウィキペディアより)

イチゴはバラ科の多年草の植物です。

果物として認識されているイチゴですが実は野菜に分類されています。

日本では「樹上」になる実を果実としているからです。

ですので同じように草本から収穫されるメロンやスイカも野菜となります。

イチゴの特徴

甘くてジューシーなイチゴですが「美味しい!」と感じる部分は実は果実ではありません!

種に思える粒粒が果実で、甘い部分は花の一部が発達したものなんです。(花托と呼ばれます)

種のような粒を割ると、本当の種が出てくる・・・と書くとイメージしやすいでしょうか?

イチゴを100均プランターで育てる!:おススメ品種

イチゴは品種改良が進んでいて、ほぼ日本全国で育てることが可能です。

県別生産量でいうと1位:栃木県2位:福岡県3位:熊本県 だそうです。

全国各地でご当地イチゴがあります。それぞれの気候や土地柄にあうものが多いので

どこで作られたイチゴかな?とというのも意識して苗を選ぶといいかもしれません。

その中でも、100均プランター栽培しやすいイチゴの品種を選びましたので参考にしてみてください。

ちなみに現在300種類以上のイチゴがあるそうです!

宝交早生(ほうこうわせ)

病気に強く100均のプランターでも育てやすい品種です。大実で甘いのですが、果実が柔らかいのですが、輸送中に傷みやすいとのことで、スーパーなどでは流通していません。なので、ぜひ家庭で味わってほしいイチゴなんです。
ちなみに「宝交」とは、宝塚市で生まれたからだそうで、名前の由来を調べるのも面白そうですね!

章姫(あきひめ)

静岡県で作られた品種で暖地での栽培にむいています。形は大き目で細長い円錐形です。酸味は少なく甘いのが特徴です。形が綺麗なので、ケーキのトッピングなどにおススメです。お味だけでなく一粒でSNS映え間違いなしの美人イチゴです。
女峰と久能早生を交配した品種です。

あかねっ娘(あかねっこ)

①アイベリー×宝交早生 を掛け合わせた中から選抜したものに ×とよのか を掛け合わせ

②アイベリー×宝交早生 を掛け合わせた中から選抜したもの

①と②を掛け合わせた品種 (ややこしー)

形はふっくらと大きくなります。一粒が大きめなので食べ応えがあります。こちらも果実が柔らかいのでスーパーでは手に入りにくい品種です。
ぜひ、100均プランターでじっくりと栽培して、完熟の大実イチゴを堪能してください!
酸味が少なく甘いイチゴです。

カレンベリー

はつくに×てるのか を交配したもの 病気に強い品種です。果実は大きめで形もきれいです。

酸味と甘みのバランスがとれているので、そのままでもジャムにも出来て使い勝手の良いイチゴです。また、いちごがかかりやすい病気「炭疽病」「萎黄病」「うどん粉病」にも強いので
100均プランター栽培初心者さんにはおススメです!

ローズベリー・レッド(四季なりイチゴ)

サントリーフラワーズが2019年より発売している四季なりのイチゴです。

通常年1度しか実がならないイチゴですが、これは何と年間を通して実が楽しめる!

(とはいえ、真夏や真冬はお休みします)しかも、イチゴの花と言えば白ですが、ローズベリーはなんと赤花。さらに八重咲き!! 花も実も年間を通して楽しめる品種です。

私が個人的に一押しのイチゴ苗です。
イチゴは通常春先の1度しか花と実をつけません。そうすると、どうしてもその他のシーズンは管理がおろそかになりがち。年間を通して花や実がつけば、忘れる確率が減るので枯らしてしまう確率も減りますよね!
せっかく購入したイチゴ苗を120%活用するために「花が咲き終わったら、忘れちゃう!」という方は四季なりイチゴを選ばれたらいかがでしょうか。

良いことだらけのローズベリーですが、実はやや小ぶりです。また、沢山の実を収穫したり、年間を通じて実をつけ続けるためには、肥料管理が欠かせません。
是非、毎月こちらのサイトで育て方を確認してイチゴ栽培を楽しんでくださいね。

その他の品種

100均プランターにおススメの品種を紹介しましたが、最初に書いたようにイチゴは300品種以上あります!きっと、店頭にいくと育ててみたいイチゴ苗に出会うと思います。そんな時はぜひチャレンジして味比べをしてみて欲しいなと思います!(一度育てると、コツがつかめるので色々な品種にチャレンジしやすくなりますよ)

イチゴを100均プランターで育てる!:苗の選び方

植物を育てるうえでよく言われるのが、「苗半作」
これは苗の状態によって、その後の成長の半分は決まってくる。という意味です。

特に100均のプランターのように、土の容量があまり多くない場所で元気なイチゴを育てるためには苗選びが重要です。
難しそう!と思われるかもしれませんが、次の3つのポイントに気を付けてもらえたら
大丈夫です。

  1. 苗の葉や茎が濃い緑色をしている
  2. 苗の茎がしっかりしている
  3. 中心の葉が出る場所(クラウンと呼ばれる場所)がしっかりしている

どの苗も似ているな。と思ったら「これ!」と直感で選んで大丈夫です。

私が店頭で販売していた時に
「苗の大きさが同じで同じイチゴに見えるのに、なぜ100円台~300円台と価格がこんなに違うの?」と聞かれました。

理由は
新しい品種苗は価格が高くなります。
なぜなら、メーカーが時間と労力をかけて研究して、品種を改良してより美味しいイチゴ苗を生み出しているからです。そのため、どうしても新しいイチゴの苗は高額になります。

また、大手メーカーの苗はラベルなども可愛いですので、広告費等も含まれているのでしょうね。高い苗だから良い、悪いではなくて「自分が育ててみたい」「食べてみたい」というイチゴ苗を選ぶのが良いと思います。

イチゴを100均プランターで育てる:準備するもの

プランターの選び方

イチゴ苗は根が深く張らないので、深さ15センチから20センチくらいの鉢で育てることができます。直径は20センチくらいに一苗が目安です。
100均プランターでも十分育ちます。
私は100均で販売されているハンギングバスケットで育てても可愛いなぁと思います。

鉢底ネットが必要な理由

鉢の底から土が流れ出たり、鉢の外から害虫が侵入するのを防ぐために使用します。

鉢底石が必要な理由

排水性をよくするために使用します。最近の100均プランターは底ではなく横側に水抜き穴があり、排水性が悪いものが多いので、鉢底石の使用は是非使って欲しいです。

土の選び方

初心者の方やイチゴ以外植物を育てる予定がない方は、「イチゴ専用の土」もしくは「野菜の土」を使うのが簡単です。

私は他にも植物を育てるので「お花・野菜の土(普通の培養土)」等で育てていますが問題なく収穫出来ています。

ちなみに、100均でお花専用の土も買うこともできますが、私は価格と品質が比例しているのが培養土だと思っているので、私個人的としたら、出来ればホームセンターなどで土を購入することをお勧めします。
ホームセンターもピンからキリまで価格がありますが、真ん中くらいの価格の土で十分です。
(でも、高い土はやっぱり成長具合が違いますよ!)

また、土を保管しておく場所がないから、なるべく余分に買いたくない!と言う方もいらっしゃいますよね。

そんな時は100均プランターの底やラベルをチェックしてみてください。
〇リットルと書かれているので(書かれていない場合もありますが)、同程度の土を購入することで、無駄に土を余らせることがなくなります。

肥料の選び方

イチゴは多くの肥料を必要とはしませんが、肥料を適切にあげることで収穫量をあげることができます。ぜひ準備しておきましょう。土と同じように、今後イチゴ以外を育てる予定のない方は「イチゴ専用肥料」をお勧めします。

他にも育てる予定のある方には、元肥え、追肥両方に使える肥料が1袋あるととても便利です。
私はハイポネックス社の「マグァンプK」という化成肥料を使っています。
化成肥料は手軽で匂いがしないので初心者さんにはおススメです。

一袋が大きいので、メーカーさんにはぜひ小さいサイズも作って欲しいところです・・・・

イチゴを100均プランターで育てる:植えつけ方

いよいよ植え付けです!

100均プランターに鉢底ネットを敷きます。
その上に鉢底石を1センチから2センチほど入れます(プランターの底が見えなくなるくらい)
土をプランターの7分目まで入れます。

使用する土のパッケージを確認して「元肥入り」と書かれていたら肥料は必要ありません。書かれていない時は元肥をパッケージの規定量入れてよくかき混ぜておきます。

苗をポットから取り出し、少しだけ土をほぐします。
苗の中心の新芽が出る場所(クラウン)が土に埋もれてしまわないように気を付けながら
苗の周りに土を入れていきます。土の量は100均プランターの縁から2センチほど下までです。
(プランターの縁ギリギリまで土を入れると、水やりをしたときに水と土があふれ出ます)

植え終わったら、土の部分から水をあげます(土がついて汚れていたらそっと水で洗い流しますが、普段の水やりではイチゴ苗に水を直接かけず、土に水をあげましょう)
水の量の目安は、鉢底から水が染み出るくらいです。

イチゴを100均プランターで育てる:基本の育て方

イチゴの植え付け時期は春と秋の2回可能です。
春に植え付けると一季なりのイチゴは一年後の春に実が収穫できます。
秋に植え付けると一季節なりのイチゴは次の春に実が収穫できます。
四季なりのイチゴは植え付けてから半年後くらいから、真夏真冬をのぞいて通年収穫できます
(生育状況によります)

春の管理(3月から5月)

植え付け時期です。
水やり:乾いたら鉢底から水が染み出るくらいたっぷりあげましょう。
わが家はベランダですが、毎日水やりをしていません。
置き場所や環境(日の当たる時間、風通し)などによって、水やりの回数は違うので
土の表面が乾いているかどうかを確認してから水やりをしましょう。
水やりをしている時に枯れた葉なども摘み取っています。

受粉:花が咲いたら人工授粉をします。受粉は花粉が流れないように水やりの前か、水やりをしない日に行っています。

ランナーの処理:花が咲いている時期は、ランナーが伸びてきたら付け根から取り除きます。
そうすると、花や実に栄養がいきやすくなるそうです。

病害虫対策:アブラムシやうどん粉病が発生していないか観察しましょう。
完全無農薬を目指す方は、とにかく毎日の観察と予防が大切です。
私はお手軽栽培を目指しているので、薬も併用しています。
病害虫が発生してからの対処や治療は大変なので、予防でお薬を使っています。

夏の管理(6月から9月)

水やり:乾いたら鉢底から水が染み出るくらいたっぷり。
わが家では、ほぼ毎日になってきます。しんなりしても、水をたっぷりあげれば枯れることはないですが、株が弱るので気を付けて下さいね。
また、水をあげる時間帯ですが出来たら、午前中11時くらいまでがベストです。
暑い中で水をあげると、水がかかった部分が焼けてしまったり、溶けてしまったりしやすくなります。また、土の中の水分温度が上昇するので、100均のプランター内の土の温度も上昇することで、根が茹で上がって枯れる可能性が高くなります。

置き場所:イチゴは暑さがあまり得意ではないので、半日陰に移動。我が家はベランダ栽培をしているので、コンクリートによる照り返しがきついです。気温が30度を超える頃(6月の終わりくらいから)、100均プランターの下にブロックを置いたり、市販のプランター置きの上に移動したりして風通しを良くしています。

わが家のベランダのようににエアコンの室外機がある場所も要注意です。
室外機の周りは熱風がでますので、避けましょう。

増やす:ランナーを育てイチゴ苗を増やすことができます。私は増やしても植える場所がないので、チョキチョキ切ってしまっていますが、もっといちご狩りをしたい!と思う人はこの時期にぜひ、子供苗を増やしてみてくださいね。

枯れ葉取り:枯れた葉は病気の元になるので、適宜取り除きます。
病害虫対策:アブラムシがうどん粉病が発生していないか観察しましょう。よく観察しても病気や虫がいない時はイチゴが夏バテをおこしているのかもしれません。
私はそんな時には植物専用活力剤を与えています。
私のおススメはハイポネックス社の「リキダス」です。

秋の管理(10月から12月)

植え付け時期:春と同様にイチゴの植え付け時期です。個人的には初心者さんにはこの時期の植え付けがおススメです。秋植えは植え付け後、病害虫の心配が少なく水やりの回数を気にしなくていい。さらに、植えて半年後には収穫できるので春植えよりも、早くにイチゴを楽しめるのです。

水やり:乾いたら鉢底から水が染み出るくらいたっぷり
わが家では、二日に一度くらいに回数が減ってきますが、自宅の環境(置き場所・日照時間・風通し)によります。
置き場所:日向に移動
肥料:11月に入ったら肥料をパッケージの規定量あげます

受粉:気温が下がってくると、花が咲くイチゴ苗もあります。我が家はベランダで気温が下がりきらないためか、年内は花が咲くことが多いです。そんな時は人工授粉をして実を成らせています。春ほど花は咲きませんが、ぽつぽつと収穫出来て楽しいですよ。

枯れ葉取り:枯れた葉は病気の元になるので、適宜取り除きます

病害虫対策:寒くなるにつれて病害虫の発生は減りますが、秋の長雨などには要注意です。
無農薬を目指さないのであれば、土に散布するタイプの薬剤を使うと、春先に発生しやすい病害虫の予防としてかなり効果があると思います。私は住友園芸の「ベニカXガード」を使っています。

冬の管理(1月から2月)

水やり:鉢が乾いてさらに1日たったくらいの頃に、鉢底から水が染み出るくらいたっぷりあげあます。
徐々にイチゴが越冬モードに入るので、葉がぺたんと土にへばりついたようになっていきます。
葉の色も寒さに当たって、緑色から赤っぽい色に変化するかもしれません。
でも、これは病気ではなく生理現象なので心配しなくても大丈夫です。

置き場所:日向 イチゴは寒さに強いですが、気温がマイナスになるような場合は藁などで株元を覆うとよいです。
100均のプランターでも、軒先に移動すればよほどの寒波が来ない限り藁を使わなくても越冬出来ます←関東より南

枯れ葉とり:枯れた葉やランナーは適宜取り除きます。茶色くカサカサした葉は触るとポロっと取れます。そのままにしておくと病害虫の温床になるので出来るだけ取り除きます。

肥料:2月に入ったらパッケージの規定量肥料をあげます

害虫対策:春先の害虫対策として薬剤と株元に撒いておくと、春先の病害虫の予防になります。私は住友化学園芸の「ベニカXガード」を使っています。

イチゴを100均プランターで育てる:受粉方法

イチゴの実がなるのは、めしべに花粉がつく(受粉)からです。
その受粉が、昆虫や風などで自然の力で行われるのが「自然受粉」
人の手で人工的に受粉をするのが「人工授粉」です。

自然受粉

ミツバチなどの昆虫による受粉方法です。
お庭ですと様々なお花が咲いていたり、ご近所で花を育てている方がいたり、畑があったり・・・・ミツバチが飛んできやすい環境ですよね。でも、ベランダやマンションの高層階だと、花の蜜を探しているミツバチはなかなか来てくれません。
わが家はマンションの3階ですがミツバチが来ないようで、人工授粉をしないとほぼ実がなりません。

 

人工授粉の方法

人の手で行う受粉です。

春になり花が咲き始めたら行いましょう。
絵筆、綿棒、耳かきのお尻についているふわふわ(梵天)で人工授粉を行います。

私は花粉量が多いと言われている午前中に行っています。
子供の絵具セットの筆を借りていますが、問題なく実が出来ます。
あまり強く、ぐりぐりやるよりも、優しく中心をまんべんなく触るようにすると良いようです。
深く考えずに、咲いている花を順番になでてけばOKですよー。

ちなみに
まんべんなく受粉ができないと、でこぼこしたいびつな形のイチゴになるので要注意です。
(食べられない訳ではありません)

イチゴを100均プランターで育てる:収穫

受粉から40日~50日ほどすると収穫できます。
受粉が上手くいくと、花びらが散った後、中心が綺麗な円錐形となって現れます。
少しづつ大きく色づいていきます。
この時にイチゴの実が葉の陰になり、日が当たらないと赤くなりにくいので
100均プランターの縁から実が出るようにすると良いと思います。

わが家のベランダでは1方向からしか日が当たらないので、実がなる時期は1週間に一度ほど、100均プランターを回転させて日光をまんべんなく当てるようにしています。
100均プランターを動かすことで、日陰側の苗の成長も良くなりますし、風の通りもよくなるのか、成長が良いような気がします。

また、100均プランターの縁から実を出すことで、実が土につきにくくなります。実が土につくと、病気や虫が伝わりやすくダメになる確率が高いです。

イチゴを手にした時に甘い香りがしたら食べごろですが、
わが家では、娘が「もういい?もう食べていい?」と常に観察&報告してくれます。自宅で育てると家族でいちご狩り気分が味わえますね。

イチゴを100均プランターで育てる:かかりやすい病害虫と対処法

イチゴがかかりやすい病気

うどん粉病

白い粉状のかびが葉や実、ランナーを覆います。発生初期の早期防除が大切なので、見逃さないようにしましょう。うどん粉病のカビの胞子は風にのって広がります。枯葉についていると生き残りますので、枯葉はこまめに取り除きます。

対策:密に植えない、茂り過ぎたら風通しを良くするために、邪魔な葉や枯葉を取り除いておきます。また、肥料をやり過ぎにも注意が必要です。発生初期に薬剤散布をすることが効果的です。イチゴの表面でしか繁殖しないので、早期に対応すればほとんど跡も残りません。

参考薬品:植えつける時に住友化学園芸の「ベニカXガード粒剤」発生したら住友化学園芸の「ベニカグリーンVスプレー」などが使用できます。

炭疽病

くさび型にくぼんだ黒褐色の病斑ができる。やがて発生場所から先がしおれて枯れます。梅雨時期から秋に発生がピークとなります。

対策:水はけのよい土(新しい土)を使うようにして、多湿にならないように気を付けます。水をやるときに、泥が飛び散らないように優しくあげるようにします(土の中に菌がいます)
発生した場合、すぐに取り除くか株ごと引き抜いて処分をお勧めします。

参考薬品:発生したら住友化学園芸の「サンケイオーソサイド中和剤」「GFベンレート水和剤」などを散布します。

灰色かび病

水のしみのような病斑に灰色の粉状のカビがつきます。すぐに取り除かないと伝染していきます。気温が20度前後、収穫前に発生しやすいので注意が必要です。

対策:朝夕に冷え込み、雨が多いと発生、増殖しやすい病気です。土に中で越冬して春になって風や雨で周囲に広がります。植物の柔らかい部分から組織内に入って増殖しますので、健康な苗を育てるのが大切です。

参考薬品:発生したら住友化学園芸「カリグリーン」などを散布します

イチゴにつきやすい虫

アブラムシ

葉裏や新芽に黒色や緑色の虫が群生して汁を吸います。汁を吸われることで生育が悪化したり、アブラムシの排せつ物をねらって、アリが寄ってきたり、すす病が発生します。

対策:イチゴの苗を植えてから、防虫ネットを張るか寒冷紗を張ってアブラムシを予防します。また、アブラムシは反射光を嫌う性質があるので、苗が小さいうちは株元にアルミ箔を敷くことで予防になります。

参考薬品:発生した場合、住友化学園芸の「アーリーセーフ」「ベニカグリーンVスプレー」「ベニカマイルドスプレー」が使用できます。イチゴ苗を植え付ける時に「ベニカXガード粒剤」の散布も効果的です。

ナメクジ

幼虫や成虫が葉の柔らかい部分や地面に接した部分などから食害し、穴をあけます。

対策:接地面から登ってくるので、100均プランターをプランターハンガーやブロックの上など
なるべく高い場所に設置します。難しい場合は予防として薬剤の使用をお勧めします。

参考薬品:住友化学園芸の「ナメナイト」またはプランター近くにビール(発泡酒も可)を入れた容器を設置し誘導して捕殺、処分すると確実です。
ナメクジは一度の防除では防げないので、こまめにパトロールをしましょう。
夜行性ですので、夕方から夜に見つけ次第薬剤をかける方法も有効です。

イチゴを100均プランターで育てるコツのまとめ

イチゴを100均プランターで育てるコツをお伝えしてきましたがいかがでしたか?

まとめ
イチゴを100均プランターで育てる時は、プランターの縁より2センチ低めに植え付ける。
イチゴを100均プランターで育てる時は、マンションのベランダなら人工授粉すると実がつきやすい。
イチゴを100均プランターで育てる時は、こまめに観察して病害虫に気を付けましょう。

大人から子供まで人気のあるイチゴが、自宅で収穫できるようになったら嬉しいですよね。

少し難しく感じるイチゴ栽培もコツを押さえれば、園芸初心者さんでも意外なほど簡単に実をならせることが可能です。100均のプランターでも十分に育てることが出来るとわかると、育てるハードルも低くなりますよね。まずは植えてみる。もし困ったらまたコチラのサイトで確認してみてくださいね。ぜひご自宅でいちご狩りの楽しさを味わってみてくださいね。

 

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