初夏の寄せ植えは、暑さにも負けない元気な植物を組み合わせて、お手入れ簡単でもキレイが長持ちしたら良いですよね。
園芸歴20年グリーンアドバイザーのMACCHIが、初夏の寄せ植えを作る手順を図解入りでご紹介します。
この手順を参考に、初心者の方でも簡単に素敵な寄せ植えが作れるようなります。
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解付き:花苗選びのコツ
まず最初に、寄せ植えに使う花苗を選びましょう。
植物の種類や特徴、成長習性、日当たりや水の好みなどを考慮しながら、相性の良い植物を組み焦るのですが・・・・それは上級者編です!
グリーンアドバイザーとしての私のおすすめは、まずは似たような環境条件に合わせた植物を選ぶことです。
具体的には2つのポイントがあります。
日当たり
初心者の方には、日光量の管理が簡単な植物を選ぶことをお勧めします。
日向植物は一般的に育てやすいからです。
日陰植物は日光に弱く、管理が難しいことが多いので、最初は日向植物を選ぶと失敗が少ないでしょう。
店頭で日向に置かれている植物や「暑さに強い」などのポップが付いているものを選ぶと間違いがありません。
水やり(乾燥が好きか水が好きか)
初心者の方には、水やりの頻度が簡単な植物を選ぶことが大事です。
上記条件に書いた、日向が好きな植物は基本的に毎日たっぷり水をやることで、夏の暑さにも負けず花を咲かせることが出来ます。
単純に「毎日水をやる」というルーティーンが初心者の方には簡単だと思います。
逆に、乾燥を好む植物は毎日水をあげたり、水やりのタイミングや量を間違えると植物が枯れる可能性があるためです。
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:鉢えらびのコツ
初夏の寄せ植えを作るために、寄せ植えに適した鉢を選びましょう。
鉢の大きさは植物の成長に合わせて、苗を入れた時に一回りほど余裕がある鉢がベストです。
ぎゅうぎゅうに苗を入れて、初夏の寄せ植え完成直後から見栄えがするように作る寄せ植えもありますが、初心者の方には作るのも管理するもの、難しいと感じますので、最初は苗と苗にすき間が少しあるくらいの鉢が良いと思います。
また、排水孔があること、鉢底石を使って水はけを要することも忘れないでください。
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:土えらびのコツ
初夏の寄せ植えを作るには、適切な植物用の土を用意しましょう。
水はけがよく、栄養分を保持できるような土がおススメです。
ホームセンターで販売されている「草花用」が扱いやすくおススメです。
あまり低価格のものは品質が安定していないこともあるので気をつけてください。
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:作成手順
寄せ植えを作る手順は、食事を作るのと似ています。
メインディッシュを決めて、サイドメニューを選ぶ!と考えると簡単です。
初夏の寄せ植えつくり、一緒に手順を進めていきましょう!
1. 花の選定
まず最初に、植えたい花を決めます。今回は店頭で目についたオレガノを使いたい!!と思い手にとりました。オレガノの特徴に注目しながら他の花との相性も考えて、他の花苗を選んでいきます。
2. メインの花を選ぶ
オレガノは花を咲かせることはなく、普段であれば脇役です。ですが、今回私はどうしてもオレガノを使いたかった!
そこで、初夏の寄せ植えのメインになる花を選びます。
今回は八重咲ペンタス「ライカ」をメインに配置しました。
ライカは花が長く咲くので、寄せ植えの主役となるでしょう。このメインの花を中心に植物を配置していきます。
3. 隙間を埋める
メインの花苗、使いたい花苗が決まったら、隙間を埋める花苗を選んでいきます。
今回はふわふわのカスミソウ「ジプシー」を使います。
ジプシーは白い花で爽やかなイメージです。この花を使うことで、寄せ植えがまとまります。
4. 追加の花を選定
花苗を仮置きしてみましたが、何となく寂しいですね。
ジプシーが咲いたとしても寂しい・・・
そこで、もう少し花を足すために八重咲の日日草を選びました。
うーん。
八重咲ペンタス「ライカ」が負けてしまいますね。そこで、日日草をチェンジして代わりにもう少し小花のエキザカムを追加しました。
全体的に色数は多いのですが、オレガノの先端がほんのりピンク、ライカのピンク、ジプシーが主張しない白いのでバランスが取れますね!
5. 植え付けと成長
選んだ植物を植え付けた約2週間後の姿をです。
オレガノを二つに分けて両サイドに入れました。
ジプシーがもっと咲くとさらに良い感じになりそうです!
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:バランスよく植えるコツ
初夏の寄せ植えを作る時には、植物同士の距離や成長した時の高さのバランスを考えて植えることで、成長しても見栄えの良い寄せ植えをキープすることが出来ます。
そのコツをお伝えしますね
植物同士の距離
初夏の寄せ植えを作る際に、各植物の成長スピードや大きさに合わせて考慮する必要があります。
最初から植物同士を密集させて植え付けると、根や枝が絡み合いすぎて成長を妨げる場合があります。
一方で、距離が広すぎると寄せ植えのまとまりが損なわれてしまうことがあります。
最初は、植物同士が触れるかふれないかくらいから寄せ植えを作ってみましょう。
徐々に植物の成長ペースを考えて植えられるようなったら上級者です!!!
高さ
植物同士の距離だけでなく、植物の高さのバランスを考えることも大事な要素です。
初夏の寄せ植えのメインとなる植物メインとなる植物(今回は主役はライカ)をなるべく中心に配置し、周囲には低い植物やツル性の植物を使うことで、高低差を演出することができます。
高い植物を中央に配置すると寄せ植えが一層引き立ちますが、高さが均等になりすぎると平坦で面白みに欠ける場合もあります。
今回はライカをやや背後に、手前に背の低いその他の植物を配置することで高低差を作りました。高さの変化を意識して作ると同じ花苗でも、雰囲気は全く変わって見えますよ。
色のバランス
初夏の寄せ植えを作るにあたり、植物の花屋葉の色もバランスを取るうえで重要です。
色の組み合わせによって、寄せ植えの全体の印象が大きく変わります。
コントラストのある色を使うことで鮮やかさや活気を演出したり、同系色で落ち着いた印象を与える子とことができます。
初夏の寄せ植えをを始めて作る方におススメの配色は、同系色です。
洋服のコーディネートと同じように、同系色でまとめることで、初夏の寄せ植えもバランスよく見える事でしょう。
真夏は白やブルーで涼し気に見せても良いですし、黄色やオレンジ系統で元気にまとめるのも良いと思います。
色彩バランスを意識して、寄せ植え全体が調和した組み合わせになるように楽しんでみてくださいね。
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:まとめ
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:花苗選びが大事
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:鉢選びが大事
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:土選びが大事
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:図解作成手順
グリーンアドバイザーが教える初夏の寄せ植え 図解入り:バランスよく植えるコツ
いかがでしたか?
ぜひこの手順とポイントを参考に、自分だけのオリジナルな寄せ植えを作ってみてください。
植物の成長と共に美しい姿を楽しむことができ、癒しの空間を作り出せることでしょう。
皆さんがこの手順を参考にして、素敵な寄せ植えを作るお手伝いができれば、私もとても嬉しいです。
どうぞ楽しんで寄せ植え作りをお楽しみください!
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