種まで出来る!枯れない朝顔の育て方ー小学生夏休み自由研究

朝顔

小学生になると、子供たちは朝顔の観察キットを学校から持ち帰りますよね。

種を蒔いてから短期間で成長⇒開花⇒結実する。
育てるのが簡単。
という二つの理由で、小学生の観察用植物に長年選ばれていると思うのですが
植物を普段育てていない方からしたら、長期間枯らさずに、新学期に種を持参する。

という朝顔の観察はプレッシャーに感じる人もいるのではないでしょうか?

実際、園芸店で働いていた時は
育て方のコツを知らずに「枯らしてしまった」「種がとれなかった」というご相談を受けたことも数知れずあります。
残念な結果にならないためにも、ぜひこちらのサイトで

種まで出来る!枯れない朝顔の育て方のコツを掴んでいってくださいね。

種まで出来る!枯れない朝顔の育て方:置き場所

朝顔はご存じの通り夏の花です。
原産地は熱帯から亜熱帯地域で生育適温は20℃から25℃。
日当たりが良い場所でよく育ちます。

ですが、
最近の日本の夏は30℃越えがザラ。しかもその暑さが何日も続いたりしますよね。そこで
種まで出来て、朝顔を枯らず育てるためには、置き場所がとっても重要なんです。

日光が好きな朝顔ですが、25度を超える日が続くときは、1日日光に当たると弱ることがあります。(人間も1日中日光に当たると疲れますよね!)

朝顔の花は本来、私たちを楽しませるために花を咲かせるのではなく、
種(子孫)を残すために咲きます。
でも、朝顔が弱って今うと、生きているだけが精いっぱいになり、子孫を残すための花(力が必要)を咲かせることが出来ません。

ですので、朝顔が元気に育つためには

日がよく当たる場所
だけど
25℃を超える日が何日も続くような時は、半日陰(午後から少し日陰になる場所)
がおススメです。

また、気を付けたいのはコンクリートです。
わが家のようにマンションにお住まいの方は、コンクリートのベランダが多いのではないでしょうか。コンクリートは太陽熱を吸収してかなり熱くなります。
そこに直置きすると、照り返しの熱で弱ることがあります。

また、ベランダの壁がコンクリートですと、その輻射熱もあり朝顔にとってはかなり過酷な生育環境となります。

マンションでなくても、整備されたご自宅の駐車場なども照り返しがきついので、元気がないなと感じたら、環境を変えてあげてみてください。

また、場所がないから・・・・とつい置いてしまいがちなのが室外機の前です!
室外機の熱風の前に置くと、一発で枯れますのでどうぞお気をつけください・・・・

 

でも、コンクリートに囲まれた場所しかないよ!
東側には置けないよ!
そんな方もご安心ください。暑さを軽減する方法があります。

それは、鉢の下に風の通り道を作ることです。

花置台やプランター置き、またはブロック、レンガなどでも代用できます。
べったりとコンクリート直置きよりも、ぐっと照り返しが軽減できますし
下から虫が入るリスクも減りますので、ひと手間かけてあげてくださいね。

私のおススメは鉢のサイズに関係なく使えるプランターフットです。

 

また、意外な盲点が夜間の灯りです。
朝顔は「短日植物」と呼ばれる植物で、一定時間、暗さを感知しないと花芽を付けない性質を持っています。

そのため、常夜灯がついている玄関ポーチ、近くに街頭や信号、ネオンがあると「一定時間の暗さ」が中断されるため、花芽がつきにくくなります。
窓の近くで育てている時は、室内の灯りがもれていないかも確認してみてくださいね。

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方:水やり

朝顔の基本的な水やりは、

「毎朝、10時頃までに鉢が乾いていたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと上げる。」です。

ただ・・・・

お子さんが持ち帰った朝顔の鉢はどんな鉢でしょうか?
プラスチック製の鉢ではないでしょうか。

この、鉢がくせものなのです!

どうみても・・・・ツル(植物)部分に対して鉢が小さい!!

成長した朝顔を、小学生が持ち運べるサイズとなると、この鉢のサイズになるのは理解できるのですが、朝顔にとっては過酷な生育環境です。

なぜなら、土の量が少ないと・・・
水分を保持する部分が小さくなるからです。

成長期の朝顔は、水を吸い上げながら大きくなります。
さらに、日中温度が上がると、土の部分は自然蒸発もします。
そうすると、観察キットの鉢はすぐに乾いてしまいます。

もし夕方に、朝顔の葉がしんなりしているようでしたら、日が沈んでからもう一度水を上げましょう。日中に慌てて水を上げると、鉢の中の高温で水が煮えて根が傷みます。
昼間に水を上げる時は、日陰に移動してから水をあげてください。

また、毎日・朝晩ぐったりしているようでしたら、置き場所を見直してみてくださいね。

水切れを何度も繰り返すと、朝顔もストレスがかかり、花芽を付けなくなります。本当に人間みたいですよね!

もし、朝顔を移動できないようでしたら、一回り大きな素焼きの鉢に入れると、水分蒸発をやや抑えることができるので、試してみてください。

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方:肥料のコツ

順調に成長すると、毎日花を咲かせる朝顔。
適切に管理すれば肥料を上げなくても、枯れることはありません。

でも
「毎日ありがとう」「元気に長生きしてね」と思うのであれば・・・・
ぜひあげて欲しいと思います。

簡単なのは「置き肥」です。
固形の粒剤で小さいパッケージに入っているので、普段植物を育てていない人も使いやすいです。

肥料の効果がすぐ出るのが「液体肥料」です。
人で言う、栄養ドリンクと同じで、水の代わりに規定量に薄めた液体肥料をあげると、キューっと吸収し効果的です。

ただ、学校で使っている土にどれくらいの元肥(土に最初から入っている肥料)が入っているかわからないので、パッケージの説明より少なめに与えると良いと思います。

ただ、人間同じで植物も夏バテをおこします。
水切れを何度も起こしていたり、葉が変色している時に突然肥料を上げても、肥料を吸収する元気がない場合もあります。(私たちも、夏バテすると油ギッシュなお肉は消化しきれませんよね。)

肥料をあげていいのかな?と不安になったら
「植物活力剤」をあげることをお勧めします。

活力剤は植物に必要な微量要素を補ってくれるもので、ゆっくりと確実に効果があらわれます。
どんな植物にも使えるので、1本持っていると重宝します。

 

ただし、肥料が多すぎると「ツルボケ」といって、葉ばかり茂り花が咲かなくなったり、
軟弱な苗になったり、虫がつきやすかったりしますのでお気を付けください。

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方:病害虫

病気と虫には早期発見、早期対応することで枯れるリスクがぐっと減ります。
予防には「観察」が何よりも大事ですよ。
でも、どこを見たらよいかわかりませんよね。

朝顔のどの部分を見て、どう対応したらいいかをお伝えします!

うどん粉病(主に葉や茎をチェック)

最初は白い斑点の見ですが、徐々に葉や茎が全体的に白っぽい粉をまぶしたようになります。
伝染する病気です。発生してから水をかけると菌が飛び散り病気が広がりますので、
発生した場合は、病気部分を取り除くか専用薬剤を使ってください。

モザイク病(主に葉や花をチェック)

葉や花が透けてモザイク模様のようになります。
病気が進行すると葉が縮れたり小さくなります。

アブラムシで媒介されるので、アブラムシを見つけたら即対応しましょう!

アブラムシ(主に新芽、蕾、葉の裏側)

新芽、蕾、葉の裏側にゴマ粒のような虫がついていたらアブラムシです。
色は黄緑色から、茶褐色、黒色までバリエーションがあります。

小さいのでまあいいか。と思いがちですが、ものすごい勢いで繁殖します。
そして、朝顔の汁を吸い、弱らせたり先のモザイク病を媒介したりするので、
出来る限り防除しましょう。

発生初期でしたら、ティッシュでふき取るのが一番確実で早いです。
ただ、触ることに抵抗がある場合は、対応する殺虫剤を使いましょう。

薬を使いたくない場合、牛乳をスプレーするという方法もあります。
ただ、個人的には牛乳の匂いやスプレーボトルの後片付けが少々手間かなと感じます。

ハダニ(葉の裏)

葉の裏がなんとなく白っぽく、煙ったような感じになっていたらハダニです。
先に書いたアブラムシ同様、朝顔の養分を吸って朝顔を弱らせます。

ハダニも繁殖力が旺盛で、進行すると葉がかすり上に色が抜けていきます。

高温で乾燥する時期に発生しやすいので、梅雨明けて雨が降らない時期は葉の裏側まで水を撒くと予防になります。

発生した場合、水に弱いので葉裏に水をかけたり、専用の薬剤を使うのをお勧めします。

ヨトウムシ(主に茎や葉・花)

主に茎や葉を食害します。葉に穴が開いているのに姿が見えない、ナメクジ特有の這った後がない、朝顔の鉢の周りに黒い糞が落ちている・・・・場合は、ヨトウムシです。

ヨトウムシは「夜盗虫」と書き、その名の通り夜現れることが多く、捕殺が難しいです。
しかも、食欲旺盛で一晩でかなり食べ散らかすので、気になる症状を見つけたら
探して捕殺、もしくは専用薬剤を使いましょう。

 

 

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方:まとめ

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方はいかがでしたか?
ポイントを押さえれば、朝顔を長く楽しみ、種までしっかり採集することは難しくありません。

種まで採れる、枯れない朝顔の育て方のポイントは置き場所に気を付ける。
種まで採れる、枯れない朝顔の育て方のポイントは水やりの時間帯と回数
種まで採れる、枯れない朝顔の育て方のポイントは肥料の種類と量
種まで採れる、枯れない朝顔の育て方のポイントは病害虫のチェック

が大切です。どの項目も小学生の自由研究の観察にぴったりです。
ぜひお子さんと一緒に、楽しく朝顔を観察してみてくださいね!

もし、上記のやり方で育てても花が咲かない、種が取れない場合は他にも原因が考えられますので
コチラのサイトも合わせてご覧ください。

 

 

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