日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方

 

日陰のベランダでは野菜を育てるのは難しい。野菜を育てるためには、日当たりが絶対条件!
そう思って野菜作りを諦めていませんか?

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を選ぶことで、日陰でもベランダ菜園を楽しむことが出来るので、チャレンジしてみてくださいね。

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方:ベランダの日照時間を知ろう

日陰のベランダと言っても、様々なタイプの日陰があります。我が家のベランダは軒先が深いので、太陽の軌道が高くなる夏はベランダに直射日光が入りません。(半日陰)逆に冬はベランダ全体に直射日光が入ります。(日向)
また、ベランダの方角によっても直射日光の入り方は違いますよね。
その直射日光が入る時間が「半日陰」「日陰」のおおまかな目安となります。

半日陰のベランダとは

午前中、もしくは午後に、2~3時間ほどベランダに直射日光が入るベランダ。
又は、わが家の夏のベランダ菜園のように、直射日光は入らないけれど終日明るいベランダ。
ベランダの向かい側に高い建物がないようなベランダです。
イメージは大きな木の下で木漏れ日程度の光が入る場所です。

半日陰で気を付けたいのは、西日が2~3時間直射日光が入る場所です。
冬の西日は問題ありませんが、夏場の西日は人間にとってもキツイですよね。
あまりにもキツイ太陽光であれば、シェードをかけたり水切れを起こさないように気を付けると良いと思います。

日陰のベランダとは

一日中直射日光が当たらないベランダです。直射日光が1日1時間以下しか入らない。
または、南北に高い建物、壁や生垣があるようなベランダ。北側のベランダなどです。
イメージは深い森の中や常緑樹の下です。

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方:日照時間別おススメ野菜

半日陰(日照時間2~3時間)のベランダ菜園でも簡単に収穫できるにおススメの野菜
  • カブ:(アブラナ科) 根も葉も食べられ、種まきから1~2か月ほどで収穫できるのも魅力的。花用のプランターや鉢(野菜用より浅かったり小さい)でも栽培できるので、ベランダ菜園初心者の方にはとってもおススメです。春、秋、年2回種を蒔けますが、春は虫がつきやすいので、秋から栽培を始めるのがおススメです。
    連作障害(収穫後、同じ土で栽培すると上手く育たない)が出やすいので、収穫後同じ鉢に株の種を蒔くのはやめましょう!

 

  • レタス:(キク科)レタスには色々な種類があります。おおまかに分けると、玉になる玉レタスと玉にならないリーフレタスがあります。玉れたすは玉にするのがちょっと難しいので、ベランダ菜園初心者さんにはリーフレタスをお勧めします。
    玉レタスのようにシャキシャキした食感が好き!という方には、コスレタスがおススメです。コスレタスは玉にはなりませんが、歯ざわりが良く、卵とじにすると最高に美味しいですよ。リーフレタスは栽培するのも簡単で、成長した葉を一枚から使えるのが嬉しいところ。お弁当や料理の彩にちょっと添えるのにも便利です。
    市販のレタスミックス種を使うと、レッドレタス、グリーンレタス、フリルレタスなど、色々な種類を一度に育てることが出来て楽しいですよ。
  • パセリ:(セリ科)パセリは日光が好きな野菜として分類されることが多いですが、私の経験上、半日陰のベランダ菜園でも十分に育てられると感じます。大きく育てて大量収穫&冷凍保存しておくと本当に役に立ちます。添え物として使われることの多いパセリですが、私はたっぷりと刻んで炒め物にするのが大好きです。独特な香りがたまりません。よく見られるくるくるした葉のパセリはカーリーパセリ。フレンチレストラ等で見られる、ハート型の平べったいパセリはイタリアンパセリと呼ばれています。苦みが少ないので、お子さんがいるお宅では使いやすいかもしれません。半日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫することが出来るパセリですが、半日陰だからこそうどん粉病が出やすいように感じます。風通しを良くする。天然由来のうどん粉病予防薬を使うなど、事前に対処しておくと長く収穫することができますよ!
  • ワケギ:(ヒガンバナ科)パセリ同様日光が好きと言われているワケギですが、半日陰でも十分に育てることが出来ます。ワケギのおすすめポイントは何と言っても「球根」であることです。種より数倍植えやすいので、日陰のベランダ菜園初心者さん向けだと思います。
    しかも、ワケギの植え付けは晩夏ですが、成長⇒収穫⇒成長⇒収穫を、翌年の春まで繰り返せます。さらに初夏に球根を掘り上げておけば、再び晩夏に・・・・と無限ワケギになるのです。

 

日陰(日照時間が1時間~2時間)のベランダ菜園でも簡単に収穫できるおススメの野菜
  • ミツバ(セリ科)地味に思えるミツバですが、実は添え物だけでなく卵とじ、おひたし、天ぷら、あえ物なと幅広く活用できる野菜です。私が働いていた園芸店では、春先にしか苗が入荷してきませんでしたが、植え付け、種まき共に春から秋にかけて出来るようです。
    ただ、ミツバは寒さにやや弱いので冬はちょこっと手をかけて、寒冷紗などの寒さ除けをすると安心です。
    成長して、適切に追肥を行うと、ひと月に一度くらいのペースで何回も収穫できる万能な野菜です。
    湿り気のある環境が好きなので、水切れを起こさないように気を付けると良いですよ。

 

  • シソ(シソ科)シソは日光が好きです。日光によく当たると葉も大きく育ちますが、やや硬くなります。でも、日陰で育てることで食べやすいシソを育てることが可能です。
    種からでも育てられますが、シソの苗は比較的安価に売られているので、苗から育てると早く収穫できるのでお勧めです。
    春先に植え付けると、初夏から晩秋まで長く収穫できるのも嬉しいですよね。夏はお料理に少しシソが添えられているだけで食欲も増進するので、ベランダ菜園で収穫できると本当に助かります。
    シソは収穫しないでいると、背丈がけっこう大きくなります。大きく育てて一度に収穫するのも良いですが、ベランダ菜園ではこまめに収穫することで、コンパクトに柔らかい葉を収穫するのが良いのではないでしょうか。

 

  • ニラ:(ユリ科)ニラもネギ同様、育てるのが簡単な野菜です。ただしニラは種から育てると収穫まで1年近くかかってしまいます!なので、日陰のベランダ菜園で簡単に収穫するためには苗を植えるのがおススメです。
    一度植えると数年間(!!)何度も収穫できるので、とっても家計に優しいお野菜です。
    ニラは半日陰のベランダ菜園で紹介したワケギに似ていますが、球根ではなく種から育てるのですが、成長が止まった冬に増えた株を分けて、再び植えなおすことで、徐々にニラを増やしていくことが可能で、日陰のベランダ菜園で無限!?ニラが出来そうです。(私は2年で自然消滅してしまいました・・・・)
日陰(日照時間0!)のベランダ菜園でも簡単に収穫できるおススメの野菜

日陰(日照時間1時間~)のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を紹介してきました。私の
ベランダはもっと暗いの!という方もいらっしゃるかもしれません。そんな
日陰のベランダでも簡単に収穫できる野菜はまだありますよ!

  • スプラウト:スプラウトとは野菜の種を発芽させた部分を食べる発芽野菜の事です。間引き苗もスプラウトに入ります。新芽には、これから成長していくぞ!と沢山の栄養を蓄えているので、健康食品として再注目を浴びています。育てやすく代表的なものは、カイワレ大根、豆苗、ブロッコリーなどです。土も肥料も必要ないので、ある意味究極に簡単な日陰のベランダ菜園と言えるかもしれません。

 

  • キノコ:最初に店頭でキノコの栽培キットを発見した時は、びっくりしました。家でキノコを作れるなんて!と思っていたら、義理の母が北側のキッチンで立派なシイタケを栽培していて、さらにビックリ。しかも、肉厚で美味しかったんですー!
    育て方も霧吹きで水をかけるだけ。2週間ほどで収穫できるので、日陰のベランダ菜園の方は「ラッキー」と思って育ててみて欲しいなと思います。ちなみに、シイタケ以外にも、エリンギ、エノキなどの種類が販売されていますので、楽しんでくださいね。

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方:日陰のベランダで野菜を育てるコツとアイデア

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜について紹介してきました。野菜選びだけでなく、ちょっとしたコツとアイデアで、もっと日陰のベランダ菜園を楽しむ方法をお伝えします。

  • 土:日陰のベランダ菜園は直射日光が入らない分、土が乾くのがゆっくりです。風通しにもよりますが、水はけが良い土を使うことで根の成長がよくなり、野菜の成長が良くなります。そこで「野菜用」「軽い土」「ハンギングバスケット用」など水はけが良い土を使うことをお勧めします。

 

  • 風通し:日陰のベランダ菜園で気を付けたいのは、日陰で風が通らない。という場合です。日陰といえど、コンクリートで囲われたベランダは夏場はかなり熱くなります。エアコンの室外機が回ると熱風も出ますよね。室外機の風が当たらない場所で、プランターや鉢の風通しを良くするために、プランターや鉢の下にはすのこやブロック、レンガ、花置台などを利用しましょう。

 

  • 高低差:べラダンは、四季折々で光の入り具合が違う。ということは先に書きました。そこで、日陰のベランダであっても、季節によっては日照時間が長い時もあるかもしれません。貴重な日照時間を確保するために、プランターや鉢に高さを出せる、プランタースタンドや花置台、ハンギングバスケットで吊るす。とうアイデアもあります。
    ベランダの手すりにプランターをかけられる、ハンギングホルダーもあるので、落下に気を付けながら検討してみてくださいね。日照時間がのびることで、育てられる野菜の種類も増えますね。

 

  • 反射:高低差では光を調節しきれないという方は、反射を使ってみるのはいかがでしょうか?
    要は照り返しなのですが、太陽光を反射させるシートや鏡を使う方法です。反射シートに比べると効果は落ちますが、床に白く塗装したすのこを置く、白いラティスを壁にかけるなどでも、ずいぶん違いますよ。

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方:まとめ

日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜と育て方をお伝えしてきましたがいかがでしたか?

  • 日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を育てるには自宅のべラダンの日照時間を知ることが大事
  • 日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を育てるには日照時間に合わせた野菜選びが大事
  • 日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を育てるにはスプラウトやキノコも視野に入れることも大事
  • 日陰のベランダ菜園でも簡単に収穫できる野菜を育てるには植物選びだけでなく、資材や環境を整えることも大事

日陰のベランダ菜園は難しい、無理とあきらめずに、ご自宅の日陰のベランダを好きになれるように、気楽に楽しく「収穫出来たらいいな」と楽しんでみてくださいね。

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